刀剣めぐりの旅で初めての神奈川県。去年小田原城に行きたいと思ったときにはもう天守の改修工事にはいっていて、5月1日に公開が始まったのでさっそく行ってきました。小田原は初めて行ったけど思ったより遠いなという印象です。でも電車に乗りっぱなしで行けるので都内から行くのはかなり楽でした。
 5月3日から小田原ではお祭りが開催されていました。5日は駅前や少し離れたあらゆる場所で神輿が担がれていました。どういうお祭りなのかちゃんと調べずに行ったので、お神輿がお店をまわって直接店頭で商売繁盛を祈願するという不思議な光景をたくさん見られました。老若男女多くの人が参加していて、特に若い人が多いなという印象です。

《行った場所》
○御幸の浜
 小田原駅から歩いて15分ぐらいの距離にあります。思っていたよりもきれいな海ででした。波が高く砂浜ではなく砂利だったので海水浴には向かなさそうでしたが、とても暑かったこともあり気持ちよかったです。小田原城に登る前に見て知っておいてよかったとも思いました。

○小田原城址公園
 敷地があまり広くないのもあり城らしい雰囲気は少なめですが、市民の広場としてはきれいに整備されていて良いなと思いました。祭りの期間ということで、広場ではジャズコンサートや屋台などが開かれていました。人は多いですが広さのある広場なのであまり混雑は気になりませんでした。近くに子供向けのちいさな遊園地があるというのが、他の場所にはあまりないので面白いと思います。

○小田原城天守閣
 高い石垣の上にある天守閣ですが、入口までがかなり急な直線の階段になっていておどろきました。他の城では見ない不思議な造りです。リニューアルされたばかりとあって、中はとてもきれいです。とくに照明あたりがおしゃれで他の新しめのお城とも違うなと思いました。展示は北条氏が治めていた約100年間にスポットを当てていて、秀吉に負けてからはほどんど書かれていませんでした。展示量はそれほど多くはありませんが、左右や足元など文章量は多く、全部見ていくと意外と時間をかけてじっくり見ることになります。所蔵品の展示は見やすく解説もあり良かったです。
 天守閣の外観、内側は他の城と比べると物足りない感じですが、なんといっても眺めがとてもよかったです。一周ぐるっと回れ、かなり足元も広々しています。安全柵など視界を遮るものがないので、景色がとても良く見えます。天気がよかったのもありますが、海がとてもきれいで、三浦半島や伊豆半島、うっすらとですが伊豆大島も見えました。天守からの眺めでいえば、犬山城や岩国城にならんでかなり好きなお城になりました。
主な刀剣
・刀 相州住康春 小田原市指定文化財
・太刀 銘 相州小田原住義助
・太刀 銘 恒次
これらは写真撮影も可能です。他に撮影不可の短刀が一振展示されていました。

○小田原城情報館
 一階はお土産屋と甲冑や打掛の衣装を貸してくれる施設ですが、二階に少しだけ展示物があります。今は武具・甲冑展をしており、刀も展示されていました。こちらに来る人はあまりいないのか、天守閣のすぐ隣なのに人がとても少なかったです。
主な刀剣
・短刀 銘 奉納吉光  箱根権現施主大久保中興
・脇指 銘 相州住伊勢大掾綱廣
 脇指とありますが、60cmは超えているように見えるので刀ではないのかなと思いました。



《感想》
 あまり刀の展示は期待しないで行ったので、思っていたより良いものをたくさんみられてよかったです。相模の国なだけあって相州伝のものが多かったのですが、やはり歴史的な事情からかもっとあっても良いのにとも思いました。神奈川県内には他にも刀に関する施設があるようなので調べて行ってみたいと思います。


《今回の一振》
 今回は吉光の短刀です。拵えと一緒に展示されていました。最初あまりにポンと展示されていたので偽物かと思いましたが、刃文や銘をみても本物の吉光の短刀のようです。どうせなら天守閣で展示したほうがたくさんの人に見てもらえるのにと思いましたが、天守の工事中から展示していたようなので、こちらに展示してあるのだと思います。
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