石川県立美術館で7月22日まで開催されていた「名刀と刀絵図」を見に行きました。白山比咩神社所蔵の吉光の剣はまだ見たことがなかったので、秋の展示とどちらに行くか迷いましたが、早く見に行きたかったのですぐに行くことにしました。

≪行った場所≫
○東尋坊
 初めに福井県の東尋坊に行きました。金沢駅から芦原温泉駅まで行き、そこからバスで東尋坊に行きました。バスは1日乗車券でお得に乗ることができます。
 梅雨の間の晴れ間で天気が良く、とても良い景色でした。断崖絶壁でも立ち入り禁止のエリアは指定されていないので、かなりギリギリまで行く人もいました。自殺の名所やサスペンスから受けるような印象はほとんどなく、天気の良さもあり明るく楽しい雰囲気でした。冬はかなり海が荒れるそうなので、おそらく全然違った景色になるのかなと思いました。
 船に乗ると絶壁を下から見られたり、近くの雄島まで行ってくれるのですが、海上から見た景色もとても良く本当に来てよかったです。船の案内の方の話はとてもおもしろく、30分ぐらいと十分な長さの船旅は楽しかったです。
 帰りはあわら湯のまち駅にある日帰り温泉に行ったのですが、設備が充実していてとても気持ちよかったです。

○石川県立美術館 
 前回前田藤四郎を見に来て以来ですが、3年もたっていることに驚きました。白山吉光は展示室の中央に展示されていて、とても見やすい展示でした。本阿弥光徳の刀絵図はかなり広範囲展示してくれていて、内容についての解説も多くてとてもおもしろかったです。
主な刀剣
・剣 銘 吉光 国宝、白山比咩神社蔵(石川)
・脇指 銘 清光 
・刀 銘 加州金沢住藤原清光作
・刀 銘 越中守藤原高平(花押) 石川県指定文化財
・刀 銘 賀州住兼若 石川県指定文化財


○石川四高記念文化交流館
 ずっと行きたいと思っていたのですが昨年金沢に来たときは行けず、今回やっと近代文学館と合わせて見学しました。内装がとても趣きがあって良いです。当時の学生の生活の様子がわかってとてもおもしろかったです。文学館のほうの展示では金沢三文豪を中心に紹介をしていますが、それぞれ個人の記念館があるため展示量としては少なめな印象です。


≪感想≫
 石川県立美術館と合わせてどこに行くか迷っていましたが東尋坊は行ってよかったです。本当は丸岡まで足をのばしたかったのですが電車やバスの関係で時間がなくなり行けなくなってしまったので、今度また北陸に行くときはいろいろなところに寄りたいなと思います。
 石川県立美術館は刀剣の特集展示だけでなく、いろいろなジャンルの美術品を多く展示しているので、細かく見るには時間に余裕をもって計画しなければいけないなと感じました。


≪今回の一振≫
 今回初めて見る白山吉光こと国宝の吉光の剣です。奉納されたものなだけあり、見ていても実戦で使用するよりお守りのような印象を受けました。鋭さや固さよりもやわらかさを感じる姿をしています。展示では裏側も少しだけ見る事ができました。秋にもまた展示をされるのでぜひ多くの人に見てもらいたいなと感じました。