宮崎県立美術館で久能山東照宮の所蔵品特別展ということで、ソハヤノツルギを見に行ってきました。こんな機会でもないとなかなか宮崎に行くことはないので、行くきっかけができてよかったです。今回は宮崎市内だけでしたが、宮崎の観光の見どころはかなり遠くにばらけているので、いろいろな場所に行きたいと思ったらかなり大変だなと感じました。

《言った場所》
○青島
 宮崎空港は市内からとても近くて便利でした。空港を挟んで宮崎駅と反対側にある青島は、昔からとても有名な観光地だそうです。鬼の洗濯板と呼ばれる自然にできた奇妙な形の岩が周囲を囲っていますが予想以上に広範囲に広がっていてすごく不思議な光景でした。島の中にある青島神社の元宮へと続く道は神秘的な光景が見られきれいでとてもよかったです。

○こどものくに
 青島の横にある入場無料のテーマパークです。バラがちょうど見頃の時期だったので行ってきました。色とりどりの様々な種類のバラをみることができました。宮崎は街中で見られる植物が都心とは全然違うので面白いです。

○宮崎駅周辺
 市内に戻って街中を散策しました。宮崎駅から繁華街はけっこう離れていますが繁華街はかなりコンパクトにまとまっているので、買い物は楽そうだなと思いました。宮崎駅周辺はすぐに住宅街が広がっていたり、オフィスビルと一緒にマンションがたくさんあったりするのも少し他と違う街並みでおもしろいなと感じました。
 宮崎県庁はゴシック様式でとても県庁とは思えないような雰囲気でした。周辺も独特な雰囲気がただよっています。他の九州をあまり知らないからかもしれませんが、街並みを見ていると宮崎はかなり独自性があるなと感じました。スーパーに寄ったときは、宮崎県産の食品の多さに驚きました。食料自給率が高いということはなんとなく知っていましたが、ここまで実感できるものだとは思っていなかったのでおもしろかったです。


○宮崎県立美術館
 日曜日限定で先着でポストカードがもらえます。電車の時間もあって約1時間前に着きましたがかなり前のほうでした。開館時までにはかなり並んでいて100人以上はいたと思います。地元の方らしき家族連れなどいろいろな年齢層の方がいました。前売り券があるとかなり早く展示室に行けるので良いですが、展示室内は比較的自由に何度も同じ展示を見ることができるので、混雑もあまり気になりませんでした。
主な刀剣
・太刀 無銘 光世作 重要文化財、久能山東照宮蔵(静岡県)
・太刀 銘 國行 重要文化財、久能山東照宮蔵
 肌がきれいで好きな姿な国行の刀だなと思いました。刃文がかなり見づらかったのですが直刃調でも変化にとんでる刃文でした。
・槍 銘 長吉 久能山東照宮蔵
・薙刀 無銘 直江志津 久能山東照宮蔵
・太刀 銘 高實 重要文化財、久能山東照宮蔵
 おそらく初めてみる名前ですが古備前の刀工だそうです。とても細身で古備前らしい腰反りの姿でした。こちらも刃文はみずらいですが、細身なわりには焼幅が広めでどちらかというと派手な印象です。


○宮崎神宮
 伊勢神宮に似た雰囲気でとても神聖な空気を感じました。かなり広い敷地で、建物もたくさんあるので見ごたえがありました。宮崎にはいたるところにヤシの木がありますが、神宮の敷地内でも他の植物にまじっている姿が見られました。
 
○宮崎県立総合博物館
 神宮の敷地内にある自然博物館と歴史博物館が融合した総合施設です。動物の剥製など立体的な展示が多くかなりのボリュームでした。山や海の様子が上からのぞけるようになっていたり、1階にいる動物を2階にいる原始時代の人間が狙っている展示、九州地方で起きた地震を位置と深さが同時にわかるようにした模型など、普段あまり見ない展示方法が多かったので楽しかったです。歴史の展示では、宮崎県が設置されてから一度鹿児島県に併合されたというのは、知らなかったので驚きました。いつでも調べることができる歴史ですが、旅行に行った先の博物館で学ぶと受け取る印象や記憶への残り方も変わるなと実感します。


《感想》
 今回は初めて行く場所だったので、刀剣展示めあてですが観光が中心の旅になりました。美術館でのポストカードの配布が日曜日限定だったのと、美術館近くに神宮や博物館など見るものが固まっていたので、1日目はどこに行くか迷いました。都城や綾、飫肥や霧島などおもしろそうなところはあっても、飛行機で到着してからの1日ではどうしても無理なので今回は市内のみになりました。観光の内容としては物足りないですが、いろいろな驚きがあるおもしろい旅になりました。このようなコラボ展示が今後もあるのかはわかりませんが、美術館の職員方は歓迎ムードで受け入れていたので良かったです。


《今回の一振》
 今回はソハヤノツルギです。前回久能山での展示のときは行かなかったので初めて見ましたが、身幅の広さに驚きました。写っている図録を持っていなかったので写真でも刀身はあまり見慣れていませんでしたが、ここまで印象が変わるとは思いませんでした。山姥切を見たときも思っていたよりずっと身幅が広くて驚きましたがソハヤはそれ以上でした。重ねはあまり厚くないので迫力があるというよりすごいバランスだなと感じました。大典太を見たのはだいぶ前になりますが、無骨な印象でも不思議なバランスの刀だなと思った記憶があるので、おそらく同じなのかなと思います。写真や文字で思い描く姿とまったく違う印象を受けることがあるので、やはり一度は本物を見に行くのがいいなと思いました。