一関市博物館で15日から開催の「新たな国民のたからー文化庁購入文化財展ー」に行ってきました。合わせて今まで行ったことのない周辺の観光地を見てきました。今回の展示は東日本大震災の復興支援企画ということもあり、岩手・宮城を楽しんできました。もっと時間があれば足をのばしたい場所もあったのでまた訪れたいです。

《行った場所》
○毛越寺
 最初に平泉に行きました。思っていたよりも一関と近いので行きやすくてよかったです。平泉は自転車で周りました。天気がとてもよかったのもありますが、どこも景色がよかったです。最初に行った毛越寺は景色がとてもきれいな大きな庭園のあるお寺です。たくさんあった建物は多くが焼失して今はほとんど史跡になっています。

○平泉文化遺産センター
 平泉の歴史について詳しく紹介している新しい造りの施設です。いつも観光で見る史跡は戦国時代が多いので建造物が残っていることが多いですが、平泉の場合はもっと前の時代だからなかなか残っていないんだなというのを感じました。展示を全部見てから最後にある芭蕉の句になぞらえて平泉を紹介している映像作品を見ると、平泉のことがとてもよくわかりました。

○中尊寺
 参道がかなり長く坂も急ですが、その分景色がとてもよかったです。博物館には奉納されているものなどが展示してあります。金色堂の構造をここで学んでから実物を見るという流れだったのでとてもわかりやすかったです。他にもいろいろな施設がありますが、一関市博物館に行くための電車の本数が少ないのもあってあまり見ることはできませんでした。

○一関市博物館
 土日パスでJRは乗り放題だったこともあり一関駅からバスで行きましたが、平泉からのバスで行ってもよさそうでした。博物館の近くには厳美渓という渓谷があります。渓谷というともっと山奥に行かないと見られないイメージだったので、なかなか見られない景色が見られてとてもきれいでよかったです。
 博物館では、受付で撮影するかどうかを聞かれ、名前を紙に書いたら撮影許可証をいただいたのでそれを首から下げていました。普段からかはわかりませんが、どこから来たのかも調査していました。人が集まる展示なんだと実感してもらえたらいいなと思います。受付でもらえる目録代わりの冊子は図録と言ってよいほどのすばらしいものでした。展示で読めるキャプションはすべて展示品の写真付きでのっています。さすが文化庁の発行したものだなと思いました。
主な刀剣
・短刀 銘 吉光(名物 博多藤四郎重要文化財
・太刀 銘 安綱 重要文化財
 平安らしい細身な姿で、控えめな小乱れの刃文が優美な感じです。肌が柔らかいから鍛えが大文様らしいのがわかりました。
・太刀 銘 久国 国宝
 すごく近くで見られるので、肌のきれいさがよくわかってすごいです。ずっと見ていたいと思いました。茎尻にある模様はなんの意味があるものなのかなと気になりました。
・刀 (金象嵌銘)正宗本阿(花押)本田中務所持(名物 中務正宗国宝
 すごく好きな刀だから至近距離で見られてうれしいです。肌や刃文を見てもやっぱり正宗が好きだなと思いました。銘の金象嵌が前に見た時よりもくっきりとして見えます。切先のほうに傷があってそれもよく見えるのがすごいです。
・太刀 銘 則重 重要文化財
・太刀 銘 正恒 国宝
 意外と幅広でどっしりした感じです。腰元の乱れと真ん中の小丁字がいいなと思いました。
・太刀 銘 正恒 重要文化財
 同じ正恒でも上のとは印象がだいぶ違います。正恒の刀はけっこう数を見ていますがあまりこんな刀ってイメージがなくいろいろな姿がある気がします。
・太刀 銘 包永 重要文化財
 この包永も銘ぎりぎりまで茎が短くなっていて、他の刀も短くされているのは同じなのに、なんで包永はどれも同じように短くされているのかすごく気になります。たぶん今まで見た包永はほとんど茎尻に銘がある状態なんじゃないでしょうか。
・刀 銘 繁慶 重要文化財
 銘の字がかわいい丸文字でなごみました。かなりの幅広な姿で地景がすごいです。うねってるのがよくわかります。
・刀 銘 於南紀重国造之 重要文化財
 肌がほわっとしていてきれいだなと思いました。何度か見たことのある刀工の刀だけどこんなに相州っぽいと感じたことはなかったと思います。


○松島
 昔行ったことがあるようですが記憶にない頃だったので初めて行った気分でした。島は近場にしかないと思っていたので思っていた以上に遠くまで広がっていで驚きました。やはりすごい景色だなと思いました。朝早くに行ったので思っていたより混んでいなくてよかったです。

○瑞巌寺
 本堂はとても大きく、襖絵がいろいろな様式の絵が描かれていてとても豪華でした。本堂意外にもたくさんの建物がありますが、どれも外観だけでもとても重厚で立派でした。宝物館もたくさんの展示品がありおもしろかったです。
主な刀剣
・大脇差 銘 富田大和守安定作 明暦元年 宮城県指定文化財

○みちのく伊達政宗歴史館
 伊達政宗の一生を蝋人形で展示しています。文章の解説もかなり多く見ごたえがありました。宮城や岩手ゆかりの人物に関する著名人も蝋人形で展示しているのですが、文豪が多く著書も一緒に展示しているのがとても楽しかったです。

○鹽竈神社
 西塩釜駅からはきれいに整備されていて歩きやすい道でした。参道は坂がゆるやかな道と急な階段がありますが、行きはゆるやかなほう、帰りは表参道の階段を降りました。広々とした境内でお祭りの準備が行われていました。行った次の日の海の日がお祭りだったようです。宝物館は1階にたくさんの刀剣を展示していました。今回は県指定の文化財を特集展示していました。
主な刀剣
・太刀 銘 雲生 重要文化財
・太刀 銘 安倫 宮城県指定文化財
・太刀 銘 包蔵 宮城県指定文化財
・太刀 銘 家定 宮城県指定文化財
・刀 銘 明和五戌子歳十二月 所願成就所 古田舎人源良智包幸
・太刀 銘 兼次 宮城県指定文化財
・太刀 銘 国包 天保十三歳八月日 宮城県指定文化財
・刀 銘 月山金利
      他多数


《感想》
 一関市博物館の展示がとても豪華で鑑賞もしやすかったのでぜひたくさんの人に行ってもらいたいです。今回は行きたかった観光地にも行けました。調べているうちに他にも行きたいところが出てきたので東北の他の場所もまた行きたいです。いろいろな場所で刀剣の展示があるといいなと思います。

《今回の一振》
 今回は旅行の目的でもあった博多藤四郎です。刀剣博物館が所蔵していると聞いていたのでいつか見られないかなと思っていましたが、岩手で見られるとは思っていませんでした。今後また定期的にどこかで展示してくれるとうれしいです。
 吉光の短刀の中ではちょっと大きめなほうに感じました。展示の仕方がとても見やすいので、解説でやや大肌といっている切先のあたりの肌がよくわかります。吉光の刀を見るといつも思いますが、まさに吉光の刀という姿をしているなと感じました。
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