毎年春に公開される土方歳三が使用した和泉守兼定の刀ですが、今日一日だけ限定公開となりました。日野市の撮影で使うのに出したついでのようで、とてもありがたいです。
 前回はとても並んで大変だったようですが、今回はそこまでひどい行列ではなかったと思います。今日は行くところがあったので見たのは資料館だけですが、日野市周辺は土方歳三関連で見るところがあるのでぜひ今度行ってみたいと思いました。

《行った場所》
土方歳三資料館
 10時開館予定でしたが、早めの9時40分に入ることができました。最初に50人ぐらい入れるだけ館内に入り、館長さんから簡単な説明をしていただきました。初めて来館しましたが、本当に個人宅の敷地内で驚きました。館長さんはとても慣れた様子で、鑑賞開始までスムーズに進みます。説明が終わったあとは、好きなように見ていくのですが、刀だけでなく物販もとても人気でみなさんたくさん買っていかれてました。職員の方が入口と物販の2名だけなのにスムーズに進んでいくので、本当に慣れておられるようです。
  館内は広くありませんが、たくさん展示物があり解説も充実しています。今回は混雑しているのもあり隅々まで見られなかったので、また来たときにしっかり見たいと思います。刀の展示は譲りあいながらだったので、思ったよりもじっくり見ることができました。低い位置に展示してあるのですが、後ろの人のためにしゃがんで鑑賞するので、刃文もしっかり見えました。

主な刀剣
・刀 銘 和泉守兼定 慶應三年二月日 日野市指定有形文化財
・十文字槍 銘 助宗
・槍 無銘


《感想》
 館内にあった展示でとても目をひいたのが、新義隆さんが作られた和泉守兼定の漆刀です。今年からの展示だったそうですが、本当にすごいと思いました。本物の刀の厚みはないですが、とにかく刃文がきれいに表現されています。壁にかかっていましたが、本物の刀かと思いました。専門誌の刀剣界22号で記事になったようでその切り抜きも展示されていました。父が刀剣鑑定家だということでなるほどと思いましたが、漆職人の兄の名前が”光忠”さんだそうで、「ああ、お父さんは光忠の刀が好きだったのか」と思いました。少し前に模造刀を買いましたが、刃文が物足りないと思っていたので、漆刀にとても興味をもちました。HPに作品の写真が載っていますが、どれも本当にきれいです。以前に展覧会を開いていたようなので、ぜひ他の作品も実物を見たいなと感じました。


《今回の一振》
 今回はもちろん和泉守兼定の刀です。ぱっと見た感じ、反りが全然ないなという印象です。また、新刀らしく茎がとてもきれいで、実際に使われた刀なのに、多くの人の手に渡った刀とは全然違うと思いました。刃文は派手さはないですが、よく見ると細かく模様がついています。拵えの赤は落ち着いた色合いでとてもきれいでした。以前コンビニで買った刀のおもちゃで和泉守兼定が出ましたが、まさに同じでおもちゃのほうにすこし愛着がわきました。館長さんの解説で、土方歳三は柄の上のほうを詰めて持っていたので、そのあたりの糸巻がすり減っていると聞きましたが、言われてみれば確かにという感じでした。