足利市の山姥切国広とのコラボスタンプラリーに行ってきました。初めての足利で知らないことばかりでしたが、街をあげてのコラボで案内マップやスタッフの方も多く、始まってからだいぶ経っているおかげで対応が手馴れたものですばらしかったです。各施設に徒歩で行ける距離だったのも良かったです。

《行った場所》
○足利学校
 JRで足利駅まで行き、足利市立美術館に到着したときはちょうど整理券を配り始めるところでした。他に行く場所がたくさんあるので一番最後の回の整理券をもらい、先に観光をして時間を有効活用することにしました。足利学校に行ったところ少し早い時間でしたが開いて中に入ることができました。よく見かける門の写真から、てっきり山の中を想像していたので街中に普通にあってびっくりしました。いくつかある建物がどれもすばらしく、建物を見ているだけで楽しかったです。図書館の刀剣資料の展示も事前にあまり調べずに行ったので刀だけでなく押型などいろいろな資料が見られてとてもおもしろかったです。刀剣は表裏両方から見られる展示方法だったのもありがたいなと思いました。
主な刀剣
・刀 銘 晴雲斎源景國足利於学校 干時六十九歳而造之 元治二丑年二月吉日 栃木県指定文化財
・刀 銘 新田家家臣尾内修理十八代孫上野産晴雲斎尾内七郎源景國 慶應四戊辰利二月吉日於足利学校造之 足利市重要文化財

○ 鑁阿寺
 周りが城のようにお堀に囲まれています。とても広い敷地に立派な本殿があり細かく見て回るとかなり楽しめそうでした。周辺はきれいに整備されていて、足利市内は見ていると全体的に最近になって観光に力を入れ始めているような印象を受けました。

○あしかがフラワーパーク
 行きは電車を利用しました。駅から少し歩くので大変でしたが、基本的に車で訪れるような場所なのでしょうがないかなと思います。花はチューリップやパンジーが中心に咲いていました。園内にはゆったりとした音楽が流れていて、今回は時間があまりありませんでしたが、のんびり過ごすのによさそうでした。刀剣乱舞コラボのパネルと花のアートの展示もそこまで混雑せずに見られてとてもきれいでよかったです。

○蝶や
 足利に戻ってきて、昼はコラボをしているお店の中の一軒にしました。ちょうど待ち時間がほとんどないタイミングに入ることができました。お店の人はとても気さくで、店内には交流ノートもあって歓迎されているのが実感できてよかったです。

○織姫神社
 長い階段を登った頂上にある神社で、上からの眺めが解放感がありとてもよかったです。社殿は残念ながら改装工事中でしたが、少し見たところ塗装がかなり剥げていたのできれいな姿になるのが楽しみです。

○長林寺
 かなり奥まった場所にありとても趣きのあるお寺でした。長尾氏の菩提寺でガイドの方に長尾氏のことについて詳しく聞くことができました。話を聞いてから美術館で長尾氏に関する展示を見たらとてもわかりやすかったです。

○足利市美術館
  整理券のおかげで館内での待機列のみで入ることができました。足利学校の入館券で割引になるのがよかったです。配布されているリーフレットのボリュームがとてもあり、それを読んでいるだけで展示室の中に入る順番になっていました。展示のボリュームはそんなにないのですが、展示方法が見やすく、解説が詳しくて国広と足利の関わりについて十分理解できる展示内容でした。
主な刀剣
・脇指 銘 日州住信濃守國廣作(号 布袋国広重要美術品
 待機列に並びながらリーフレットで予習をしてから観察しましたが、布袋の腕のイボが確かにわかりました。予想外に重ねが薄かったです。表と裏の両方を見ることができましたが、指裏にライトを当てる関係で指表の刃文はどうしても見ずらいものになっていましたが足がはいっているのがわかりました。
・刀 銘 九州日向住國廣作(号 山姥切国広重要文化財、個人蔵
・短刀 銘 國廣 個人蔵
 正宗に似たところを感じ好きな刀です。鎺下の刀身のふくらみ方が特徴的だなと感じました。


《感想》
 博物館の展示だけでは物足りなかったかもしれませんが、足利の街をじっくりと観光し、いろいろな人と触れ合うことでとても楽しい旅になりました。街全体でのコラボはとても大変だったと思うので、ひとまずみなさんが成功だったと思っていただけているようなのを感じることができて安心しました。個人的にはコラボをしている店舗が多くてどこに行くか迷ってしまったので、もう少し少ないほうが逆に選びやすいと思いましたが、賛同してくれたお店がこれだけあるというのがすごいと思います。今後他の地域でこのような大規模なコラボがどのように行われるかわかりませんが、今回のコラボ形式は理想的だったのかなと思いました。


《今回の一振》
 今回は山姥切国広です。今まで図録に全然載っていなかったので事前の知識があまりなく、思い浮かべていた姿とギャップがありました。身幅が広いわりに重ねが薄いため、大峰でも迫力はありますが厳つさは感じません。ただ刃文の飛焼が予想以上にはいっていて、焼幅も広いためだいぶ派手な印象です。写真ではわかりにくい部分なので、実物を見て驚きました。個人的に、刀身を見た後に山姥切のキャラクターを見たら布のボロボロの部分が飛焼っぽいなと思いました。