刀剣巡礼覚書

日本刀の鑑賞にはまった審神者が、刀を求めて聖地巡礼をしつつ全国を巡った記録を書き連ねたものです。各地の博物館、美術館の情報は当時のものです。

 九州国立博物館の特別展を見るために、福岡に行きました。朝、東京国立博物館へ行ってからの旅行日程です。

《行った場所》
○東京国立博物館
鳥獣戯画展が開催中でした。混雑を危惧して朝7時に到着しましたが、すでに多くの方が並んでいます。しかし早く行ったおかげで、中にはすぐに入れました。イベントで並ぶことには慣れていますが、人の多さよりも進みの遅さが問題です。大した人数ではないのに、見るまで1時間ぐらいかかりました。特別展を見た後は時間のゆるす限り刀剣の展示を見ていました。
主な刀剣
  ・太刀 銘 三条(名物 三日月宗近国宝
  ・刀 無銘 貞宗(名物 亀甲貞宗国宝
  ・短刀 銘 則重 重要美術品
  ・太刀 銘 吉包 重要文化財
  ・太刀 無銘 (号 北条太刀重要文化財
  ・太刀 銘 光忠 重要文化財
  ・太刀 銘 定(以下切)重要文化財
  ・太刀 銘 大和則長 重要文化財       他多数

○太宰府天満宮・宝物殿
宝物殿は朝早かったのもあってか人が少なくのんびり見られました。
主な刀剣
  ・毛抜形太刀 重要文化財
  ・短刀 銘 村正
  ・太刀 銘 豊後国行平作
  ・太刀 銘 信国         他多数

○九州国立博物館
「小松コレクション」の公開と特別展「戦国大名」を開催中でした。
主な刀剣
  ・太刀 銘 左筑州住(名物 江雪左文字国宝/ふくやま美術館蔵(広島)  
  ・短刀 銘 左筑州住(名物 太閤左文字国宝/ふくやま美術館蔵
  ・短刀 銘 国光(名物 会津新籐五国宝/ふくやま美術館蔵
  ・太刀 銘 正恒 国宝/ふくやま美術館蔵
  ・太刀 銘 則房 国宝/ふくやま美術館蔵
  ・太刀 銘 国宗 国宝/ふくやま美術館蔵
  ・短刀 銘 吉光 国宝/立花家史料館蔵(福岡)   
  ・太刀 銘 康次 国宝/光ミュージアム蔵(岐阜)
  ・脇差 無銘 (号 雷切丸)立花家史料館蔵
  
○福岡市博物館
今回は特別な刀剣の展示はありませんでした。展示される機会を狙ってぜひまた来たいと思います。
  ・大身槍 (名物 日本号

○住吉神社

○櫛田神社

○福岡城
運動ができる公園になっていました。展示物はあまり多くありませんでしたが、近年になって発掘調査が進んでいるそうなので楽しみです。施設の方々がとても熱心に話してくださいました。


《感想》
 九州国立博物館の展示は、本当にすごい刀ばかりでした。刀剣の展示場所だけ老若男女人がたくさんいて、他の展示室とは異色な雰囲気でした。 今回展示されていた刀剣が出ていた、ふくやま美術館の図録の見本が置いてありましたが、九州国立博物館でも販売していたらよかったなと思いました。
  このとき東京国立博物館で展示されていた亀甲貞宗は特に気に入り、展示されている間中何回も足を運びました。年間パスポートは何回も見たいときにとても助かります。難しいとは思いますが、他の博物館や美術館にもあったら良いなと思いました。


《今回の一振》DSCF2070




















今回は、東京国立博物館の亀甲貞宗です。これは本当に気に入り、この後何度も訪れたくさん写真を撮ってきました。鉄の黒さや、刃文、樋のかたち、切っ先の丸っこいところ、名前の元になった茎の亀甲模様など、好きなポイントがたくさんあります。

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 以前金沢に住んでいたこともありましたが、久しぶりに訪れました。4月26日にも行って刀剣を見たのですが、今回のほうがたくさん見たのでこちらのみ記録します。

《行った場所》
○兼六園
ご存じ日本三名園の一つです。行くまでの坂道が記憶にあったものより急だったので驚きました。中は観光客でにぎわっていました。外国の方も意外と多く見られます。

○金沢城
近年になって復元が進んでいる新しいお城です。公園として市民参加のスポーツイベントが開かれていて、地元の方がたくさんいらっしゃいました。これからどうなっていくのか楽しみです。

○石川県立博物館
今回の旅行の目的地です。加賀前田家百万石の名宝展が開催されていました。前の月に行った旅行では、同行者の関係で特別展を見られなかったため、二度足を運ぶことになりました。常設展では刀剣は展示していないようです。
主な刀剣
  ・太刀 銘 光世作(名物 大典太国宝/前田育徳会蔵
  ・太刀 無銘 義弘(名物 富田郷国宝/前田育徳会蔵
  ・太刀 無銘 正宗(名物 太郎作正宗国宝/前田育徳会蔵

(○石川県立歴史博物館)
前月に行きました。新しくなったばかりの博物館で、明るくにぎやかな展示内容でした。歴史博物館は地元のことを気軽に学ぶためにも、子供と一緒に楽しめる作りのほうが良いなと感じます。

○加賀本多博物館
石川県立博物館の隣にある博物館です。
主な刀剣
  ・刀 無銘 伝長船兼光 
他にもいくつかあったのですが、記録していたのはこれだけでした…。

○金沢神社

○武家屋敷・野村家
武家屋敷の中にある鬼川文庫で刀剣が展示されていました。
主な刀剣
  ・脇指 銘 清光
  ・刀 銘 加州住藤原信忠
  ・脇指 銘 河内守祐定

○尾山神社

○東茶屋町・宇多須神社

○近江町市場


《感想》
 昔住んでいたことはありましたが、どこも新鮮な気分で見られました。
 名刀の伝来などについて調べると、かなりの確率で加賀前田家が出てくるので、本当にすごかったのだと感じます。今もすばらしい刀をたくさん所蔵しているので、これからの展示情報が楽しみです。今回、太郎作正宗を鑑賞して、正宗の刀がとても好みだと感じました。各地で所蔵されているので、ぜひ展示されたときには、見に行きたいと思います。
 北陸新幹線のおかげで、関東からのアクセスが抜群によくなり、今回も日帰りという日程でしたが余裕をもって見て回ることができました。古い建物が多く残る街並みは、とても私好みでした。最近各地を旅行していると、災害や戦火から逃れて古い建物がたくさん残っているのは、貴重なことだなと実感できます。


《今回の一振》
 石川県立博物館の太郎作正宗です。どこがというのはわかりませんが、とても目をひかれました。ここから正宗の刀に興味をもち、一番好きな刀匠になりました。


 京都の刀剣乱舞ゆかりの地を巡りました。刀の鑑賞は少なめです。

○三条大橋
刀剣乱舞ステージ6-2と合わせて夜に行きました。

○粟田神社・鍛冶神社
住宅地の高台にあり、景色がとてもよかったです。

○鞍馬寺・由岐神社・鞍馬山霊宝殿・貴船神社
源義経ゆかりの地であり、今剣ゆかりの地でもあるので登ってきました。なかなか険しい山道です。霊宝殿は義経について勉強でき、仏像の部屋もとても雰囲気がありました。
主な刀剣
  ・源義経佩刀の刀

○本能寺
市役所近くですが、建物に隠れていて場所がなかなかわかりませんでした。
主な刀剣
  ・太刀 無銘 三条宗近
  ・太刀 銘 国綱
  ・短刀 銘 来国光
  ・森蘭丸の陣太刀


《感想》
 鞍馬寺は刀関係なくとても良い場所でした。上まで行く人が少なかったのでもったいないなと思いました。
 本能寺は意外と刀が置いてあり、ゆっくりじっくり見られたのでよかったです。 今回、博物館にあまり行かなかったので、京博の特別展で何かあったときはまた行きたいです。

 大阪に行くことになったので、一緒に奈良、京都の刀剣乱舞ゆかりの地も巡りました。長くなったので2つに分けます。

《行った場所》
○三條小鍛冶宗近
奈良駅から歩いたらちょっと後悔しました。朝早くだったので人もまばらで、道に迷いそうになりながらも着くことができました。包丁を購入しましたが本当によく切れる・・・。

○東大寺
久しぶりに行きましたが鹿グッズがかわいかったです。

○石切劔箭神社
新石切駅から商店街を通り帰りは石切駅へ。お百度参りを大勢の人がやっているのを初めて見たので驚きました。残念ながら宝物殿の公開とは日程が合わなかったのですが、神社前のお店には石切丸のキューピー人形が置いてあり、楽しい独特な雰囲気の神社と商店街でした。

○大阪歴史博物館
主な刀剣
  ・短刀 銘 吉光(名物 乱藤四郎) 個人蔵
  ・脇指 銘 以南蛮鉄於武州江戸越前康継/本多飛騨守成重所持内 重要美術品
  ・大身槍 月山貞一作 昭和四十一年(蜻蛉切写し)
  ・短刀 銘 写尾州家正宗月山源貞一 天下三包丁之一薫山誌/昭和四十九年八月吉日

○豊国神社

○大阪城
主な刀剣
  ・大身槍 銘 長門守   他
他の鑑賞の記録が残っていませんでした…。


《感想》
 乱藤四郎が大阪で展示ということで、見に行きました。関東住のため大阪周辺の行きたいところをついでに全部回っています。大阪城は初めて行ったのですが、すぐ横に高層ビルが建っていて、思わず笑ってしまいました。
 京都編に続きます。


《今回の一振》
大阪歴史博物館で見た、越前康継の作品です。皆焼というのは初めて見ましたが、こんなものもあるのかと驚きました。刀身や拵に葵の紋がこれでもかと入っているのがおもしろいです。

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 渋谷区代々木にある刀剣博物館に初めて行きました。

《行った場所》
○刀剣博物館 
館蔵名刀展が開催されていました。
主な刀剣
  ・太刀 銘 兼永 重要文化財
  ・太刀 銘 国安 重要美術品
  ・太刀 銘 来国俊 元享元年十二月日 重要美術品
  ・太刀 銘 国行(大和国当麻) 国宝
  ・太刀 銘 延吉 国宝
  ・刀 無銘 伝正宗(名物 武蔵正宗) 重要美術品
  ・短刀 銘 兼氏 重要文化財
  ・太刀 銘 真景 重要美術品
  ・短刀 銘 清綱 重要文化財
  ・太刀 銘 豊後国僧定秀作 重要美術品     他多数


《感想》
 数もさることながら、保存指定された刀剣の多さに驚きました。重要刀剣もとても多くあったのですが、すべて記録すると大変なことになるため、割愛させていただいています。
 どこで評価されているかなどはまだわからないため、指定されたものは、されていないものと比較して特に優れたところがあるんだと思いながら鑑賞してみましたが、やはりわかりませんでした。素人目からすると、好みの刃文で好きな刀を選んでしまうので、もっといろいろな観点から鑑賞できるように勉強したいと思いました。

 観光をメインに仙台へ行き、たまたま刀剣も見ることができました。

《行った場所》
○仙台市博物館
刀剣
  ・太刀 銘 宝寿 □慶二年八月日
  ・刀 無銘 伝月山
  ・剣 銘 (表)山城大掾藤原国包 寛永十八年七月吉日
       (裏)山城子源二郎国包

○仙台城跡、宮城県護国神社

○青葉城資料展示館
刀剣
  ・刀 銘 山城大掾藤原国包
  ・刀 銘 月山

○大崎八幡宮

○山寺
仙台駅から仙山線で行きました。


《感想》
 仙台市博物館が楽しくて3時間ほど滞在したため、瑞鳳殿に行く時間がなくなってしまいました。夕食は仙台駅の居酒屋「安土」に行き、刀剣の名前のカクテルをおいしい料理と一緒にいただきました。他にも審神者らしき方がたくさんいらっしゃってとても良い雰囲気のお店です。
 山寺は刀剣と関係ありませんが、天気が良いと景色も良くとてもすばらしい場所でした。

《行った場所》
○熱田神宮
主な刀剣
  ・太刀 銘 宗吉作 重要文化財
  ・太刀 銘 長光 重要文化財    他多数
 このとき鑑賞した記録をすべてとっていませんでした。

○白鳥庭園
 熱田神宮から徒歩で行けるきれいな庭園です。

○徳川園
 徳川美術館の隣にある大きな庭園です。

○徳川美術館
刀剣
  ・太刀 銘 国行 重要文化財
  ・脇指 銘 吉光(名物 鯰尾藤四郎
  ・刀 銘 信国
  ・短刀 銘 久国
  ・太刀 銘 直綱

○名古屋城
企画展で尾張にある名刀展を開催中でした。
刀剣
  ・刀 (金象嵌銘)了戒/個人蔵
  ・太刀 銘 兼延 文亀二年五月吉日/個人蔵
  ・刀 銘 飛騨守藤原氏房/個人蔵 
  ・刀 無銘 備前守家/個人蔵
  ・短刀 銘 備前國住長船勝光 大永六年二月吉日/個人蔵
  ・脇差 銘 和泉守藤原兼定/個人蔵
  ・短刀 銘 正信/個人蔵
  ・肥前國陸奥守藤原忠吉/個人蔵
  ・脇差 銘 伯耆守平朝臣正幸 寛政五年丑八月日/個人蔵
         



《感想》
 1日で見て回れる距離にありすべての施設があり、とてもたくさんの刀を鑑賞することができました。
 名古屋城の展示は解説がたくさんあり、撮影もOKだったので、後から見返して勉強するのにとても役立ちました。目録が置いてある場所は、メモを取る手間がなくじっくり鑑賞できるのでとてもありがたいです。


《今回の一振》
 写真が撮れる施設があった場合は、その中から優先して選びたいと思います。読んでいる方にわかりやすいのと、自分も思い出しやすいからです。
 今回は、名古屋城で見た、飛騨守藤原氏房の刀です。拵がシンプルだけれどオシャレでよかったです。

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墨田区両国駅にある江戸東京博物館で開催された、大関ヶ原展に行ってきました。

《行った場所》
○江戸東京博物館(東京・墨田区)
 主な刀剣 
  ・太刀 銘 一 (号 姫鶴一文字) 重要文化財/米沢市立上杉博物館蔵(山形)
  ・薙刀直し刀 無銘 吉光 (名物 骨喰藤四郎) 重要文化財/豊国神社蔵(京都)
  ・太刀 銘 国行 重要美術品/個人蔵
  ・槍 銘 藤原正真作 (号 蜻蛉切) 静岡県指定文化財/個人蔵・佐野美術館寄託(静岡)
  ・太刀 銘 国俊 (名物 鳥養国俊) 重要美術品/徳川美術館蔵(愛知)
  ・刀 無銘 正宗 (名物 石田正宗) 重要文化財/東京国立博物館蔵(東京)
  ・短刀 銘 吉光 (名物 包丁藤四郎) 重要美術品/徳川美術館蔵(愛知)


《感想》
 開館1時間前に到着して並んだおかげで、開館してからはほぼ待たずにスムーズに見られました。優先して刀を見たので、比較的人が少ない状態でじっくり見ることができたと思います。
 特別展のあとは常設展を見ましたが、初めて来たこともありとても楽しめる盛りだくさんな展示内容でした。


《今回の一振》
 その日見た中で特に印象に残ったものがあった場合は書いていきたいと思います。
 今回は骨喰藤四郎です。これを見に来たからというのもありますが、彫刻がすごく細かくて驚きました。とても印象に残っています。

 このBLOGは、DMMゲーム「刀剣乱舞」から日本刀の鑑賞にはまった審神者が、刀を求めて全国を巡った記録を書き連ねたものです。各地の博物館、美術館の情報は当時のものです。
 日本刀については一から勉強を始めているため、間違った知識を書かないためにも、見たものをそのまま記録いたします。表記のぶれに関しては、各施設に準拠したものになっています。

 刀に関係ない施設に関しては、刀を見に行く際の参考になればと思いのせております。各地に足を運び満喫していただく足がかりになれば幸いです。


(H27.9.27)

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